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【例文あり】誰でも書ける!「進行に関する照会回答書」|婚姻費用調停の書類記入方法

書類Dのタイトル離婚調停
離婚調停

夫のモラハラが原因でモラ夫の仕事中に逃走、その後「婚姻費用分担請求調停」を弁護士をつけずに自分で申し立て、離婚調停に発展、無事離婚に至った102号室の自称「調停離婚界の伝道師」渡部です。

婚姻費用分担請求調停を申し立てる際の必要書類について、法律の専門家でもなんでもない一般人の私が誰でもわかるように、わかりやすく図解つきで説明します。
このページでは婚姻費用分担調停の「進行に関する照会回答書」の記入方法(D)について説明していきます。
裁判所のサイトでも、記入例が載っていない「進行に関する照会回答書」の書き方が詳しく書かれているのでこれを読めば誰でも記入できるようになります。

本サイトでは、わかりやすいように各必要書類にアルファベットを振って説明しています。

説明内容D

<免責>(言い訳)
当方ずぶずぶの素人、一般人であり法律家でもなければ高学歴の人間でもないので、自己解釈な面もございますので、一意見として読んでいただければと思います。ただ、書類に関して後日ダメ出しをくらった等のトラブルはありませんでした。

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進行に関する照会回答書の概要

今回申し立てる婚姻費用調停について、相手に伝えているかどうかということや、調停時に相手が暴力をふるう可能性があるかないか、配慮してい欲しいことがあるか、など調停のスムーズな進行にあたっての確認事項について回答する書類です。この書類は、申請時に提出する他の書類と比べて、家裁ごとにフォーマットが異なっているものが多い印象です。

・相手方の連絡先(電話番号)記入欄があるもの
裁判所に配慮してほしい病気や障害の有無の記入欄があるもの
相手が他人に暴力をふるったことがあるかどうかの確認欄があるもの

上記の項目があるものやないものがありますが、基本的な内容はどの家裁もほぼ同じです。
自分と配偶者のことをありのままに答えるものなので、難しい書類ではありません。

また、この書類について最大の特徴と言える朗報があります。「進行に関する照会回答書」は、相手方に見せることはないと約束されている書類です!よって、相手方に見られる可能性があるかもなど躊躇せず正直な内容を記入して大丈夫です。

要望を記入する欄があるので、調停時に相手と顔を合わせると危険がある方などは要望欄に内容を記入しましょう。(例文は後述します。)

 Point 
「事情説明書」(B)や「連絡先の届出書」(C)は「非開示の希望に関する申出書」を添付しなければ、家裁の許可によって相手方の要望(申請)で閲覧することが可能な書類です。
この『進行に関する照会回答書』は「相手方に見せることはありません」と書類にも印字されており、自動的に非開示になるため非開示の申出書を添付する必要はありません

書き方(記入見本つき)

家裁によってフォーマット(内容)が若干異なるので、下記の進行に関する照会回答書の画像は例としてご確認ください。
チェックを入れる項目が多いですが、理由の内容やDVが行われた時期、裁判所への要望欄は自分で記入する項目になります。どのフォーマットの回答書でも「要望欄」は必ず設けられているので、相手方と顔を合わせたくない場合は、その旨記入しましょう。

■上部の事件番号 
上部に事件番号の記入箇所があり、「期日通知書等に書かれた事件番号を書いてください。」と書かれていて、この用紙は申し立てた後で提出するものなの?と混乱します。こちらは、申立時に提出する書類で間違いありません。申し立てる段階では当然事件番号は発生していないので書きようがないです。空欄で大丈夫です!

■1 この申立てをする前に相手方と話し合ったことがありますか。
該当項目にチェックを入れましょう。

ある。(そのときの相手方の様子にチェックしてください。)
感情的で話し合えなかった。
冷静であったが,話合いはまとまらなかった。
態度がはっきりしなかった。  
その他(      )

ない。(その理由をチェックしてください。)
全く話合いに応じないから。 
話し合っても無駄だと思ったから。
その他(      )

私の場合は、話し合ったことは ☑ない ☑全く話合いに応じないからにチェックを入れました。

渡部
渡部

相手に話してたら今頃生きてない・・・

■2 相手方は裁判所の呼出しに応じると思いますか。
なんとこの項目、突然のクイズ問題です。相手の事だし、調停や裁判の経験がある人はなかなかいないと思うので、配偶者といえども相手が応じるかどうかわからないですよね…。目を瞑って想像するしかない内容です。想像した結果、分からなかった人は □分らない。 にチェックを入れましょう。
応じる予感、応じない予感をインスピレーションで感じられた人はどちらかにチェックを入れましょう。
また、理由があれば記載してくださいとあるので、想像した結果の理由がある人は書いてみましょう!

応じると思う。
応じないと思う。
分からない。
・理由等があれば,記載してください。

→私は、☑応じると思う。 理由欄:職場への連絡を恐れて応じると思います。と記入しました。

■3 調停での話合いは円滑に進められると思いますか。
該当項目にチェックを入れましょう。この項目も2に引き続き、相手の行動を予測するクイズ問題です。

進められると思う。
進められないと思う。
分からない。
・理由等があれば,記載してください。

→私は、☑進められないと思う。 理由欄:借りたこともないのに「俺の金を返せ!」と怒鳴られたことがあり、同一生計の認識がないと思われるため。と記入しました。

■4 この申立てをすることを相手方に伝えていますか。
クイズ問題を抜け、やっと自分のことを答える問いです。婚姻費用調停を申し立てることを相手に伝えたか、伝えていないか、該当項目にチェックを入れましょう。

伝えた。
伝えていない。
すぐ知らせる。
自分から知らせるつもりはない。
自分からは知らせにくい。
渡部
渡部

「自分から知らせにくい。」だけ、お気持ちの表現である謎!

みんなそうだと思う・・・

■5 相手方の暴力等がある場合には,記入してください。
暴力の内容や、頻度、調停時の暴力の心配などについて回答する内容です。実際の状況に合わせて記入しましょう。
1(2)の暴力の頻度については、毎日の場合は「毎日」、週に何度かの場合は「週〇回」、それより頻度が低い場合は「月〇回」と記入しましょう。

2 相手の暴力によって、治療を受けた場合はけがや症状の程度も記入しましょう。私の場合は、暴力はありましたが、治療は受けていなかったので「ない」にチェックを入れました。

3 「配偶者の暴力に関する保護命令」というのは、配偶者から暴力を受けている場合に、保護命令を裁判所に申し立てることによって、裁判所が配偶者に対して申し立てた人(あなた)に近寄らないように命じる決定をするものです。

4 調停時に心配される相手の対応について該当するのもにチェックを入れます。

1 相手方の暴力等はどのような内容ですか。
大声で怒鳴る・暴言をはく。
物を投げる。
殴る・蹴る。
凶器を持ち出す。
(1)それはいっ頃のことですか。
(2)頻度はどのくらいですか。

2 相手方の暴力等が原因で治療を受けたことはありますか。
ない
ある(ケガや症状等の程度         )

3 配偶者暴力に関する保護命令について,該当するものをチェックしてください。
申し立てる予定はない。 
申し立てる予定である。
申し立てたが,まだ結論は出ていない。
申し立てたが,認められなかった。
認められた。 ※保護命令書の写しを提出してください。

4 相手方の調停時の対応について
裁判所で暴力を振るう心配はない。
申立人と同席しなければ暴力を振るうおそれはない。
裁判所職員や第三者のいる場所でも暴力を振るう心配がある。
裁判所への行き帰りの際に暴力を振るうおそれがある。
裁判所に刃物を持ってくるおそれがある。
裁判所へ薬物,アルコール類を摂取してくるおそれがある。

1(1)の暴力の時期について、いつ頃からいつ頃までか記入が求められていますが、私は「いつ頃まで」の内容は別居の直前の月を記入しておきました。

■6 調停期日の差し支え曜日等があれば書いてください。
調停は、平日に行われますが、都合の良い曜日(午前・午後)と都合の悪い曜日・時間(午前・午後)がある場合は記入します。
また、ピンポイントで予定がある場合も「すでに差し支えることがわかっている日」欄に日付を記入します。

申立人の
希望曜日   曜日  午前・午後
差し支え曜日 曜日  午前・午後
(すでに差し支えることがわかっている日→    )
相手方の
希望曜日   曜日  午前・午後
差し支え曜日 曜日  午前・午後
※分からなければ記載しなくてもかまいません。)

相手方の情報も、決まった曜日に会議があるなどわかっていることがあれば記入しておきましょう。

■7 裁判所に配慮を求めることがあれば、その内容をお書きください。
この項目が申し立てる側にとって一番大事な項目となります。DVやモラハラを受けていた場合、顔を合わせると危険な場合もあると思います。
こういった場合、顔を合わせないことを裁判所に要求することができます。
調停は、申立人側、相手側と約30分交代で交互に調停員がいる調停室に入り各自の主張などを行います。よって、自分の主張をする時間は相手方は同室にはいません。ですが、調停の最初と最後に双方列席説明といって自分と相手方が同室で説明を受ける時間があります。
よって、顔を合わせると危険がある場合などは裁判所に配慮を求めるようにしましょう。

 Point 双方列席説明について
調停の開始時と終了時に、申し立てた側(自分)と相手側(配偶者)双方が同室で、調停手続きの概要や次回の期日、内容などの説明を受けることになっています。
裁判所に配慮を求めることにより顔を合わせることを回避することができます。

また、その他にも配慮してほしい内容がある場合は、この欄に記入します。

▼私が実際に記入した内容▼
DV、モラハラが原因で別居しており、暴言や暴力にあう可能性がある為、顔を合わせることのないように、待合室を別の階にする、開始・終了時間をずらすなどご配慮いただきますようお願い申し上げます。
帰りは待ち伏せされないよう、先に帰ることを希望します。

これにより、配慮してもらうことができて、調停の集合時間は相手が先で私が後(同じ時間を集合時間にすると、裁判所内で遭遇する危険がある為)、帰りは私が先で相手が後(相手が先だと待ち伏せされる可能性がある為)という状況で調停を行ってもらうことができ、実際に一度も相手の顔を見ることはありませんでした

■日付 
裁判所の見本にも説明書面にも指示が書かれていないのですが・・・。申立書の説明には、提出日ではなく申立書の作成日と書かれているので、たぶんこの書類も作成日(記入日)を記入すると良いのでしょう。

まとめ

家裁によって若干項目が異なっていたりフォーマットがまちまちですが、だいたいは同じなので、このページを参考にしていただければ、記入できると思います。相手方に見られることはない書類なので、正直な実態を記入しましょう。特に暴力に関しての内容は、不安だけど調停は裁判所で行うし大丈夫かな?などと甘く見ずに、ちょっとでも不安な項目があればチェックを入れるようにしましょう。自分だけではなく、調停員の方に危険が及ぶ能性もあるので、変に相手方を庇うような気持ちは捨てましょう。

各書類の書き方リンク

▼婚姻費用調停での必要書類

下記テキストのリンク部分から、各書類の書き方の説明ページに移動できます。
A婚姻費用分担請求 申立書
B事情説明書
C連絡先等の届出書
α非開示の希望に関する申出書(任意)

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