法改正により2019年12月から免許証記載の氏名を変更したいときでも再交付が可能になりました。
以前までは、離婚した場合は免許証の裏面に新姓が記載され、表面は離婚前の名前のまま。
再交付は認められていませんでした。
紛失や汚れた・破損だと再交付可能なのに、姓が変わった時は再交付してもらえなかったんです。
私が離婚した時は法改正前だったので再交付してもらえませんでした。
免許センターで「汚損・破損がOKなら、今、この場で免許証を汚したり切り刻んだら再交付してもらえるんですか？」と聞くと、「そういうことになります…」と。
紛失や汚したなどの過失なら再交付OK
離婚したときは再交付NG
このように2019年11月以前の再交付については、とても不思議なルールでした。
離婚ってそんなに立場が弱いの！？過失よりダメなこと？？
もう離婚前の名前、見たくないんですけど！
身分証明で提示するたび、毎回「裏面です」って言うのも面倒！
今回は、実際に再交付に挑戦してみたので、当事者目線で手順や流れ、必要な物を説明します！
姓変更時の免許証再交付・基本情報
・2019年12月1日から旧姓を削除したい目的でも再交付可能になった
・再交付の手数料が2,250円かかる
・現在手元にある免許証は回収される
・旧姓併記も可能
→旧姓併記を希望する人は離婚後は免許証に【旧姓併記】ができる！をご参照ください。
どこでできるの？離婚時の免許証再交付
都道府県により、警察署、免許センターなど再交付可能な場所が異なります。
東京都だと、府中・鮫洲・江東運転免許試験場です。（警察署では不可）
神奈川県だと、二俣川にある神奈川免許センターのみです。 （警察署では不可）
免許証再交付時に必要なもの
・運転免許証
・現金 2,250円 ※クレジットカード不可
・身分証明 ※免許証以外の物（マイナンバーカード、パスポート、住民基本台帳カード等）
・申請用写真（申請書類への添付用）
・免許証用写真 ※持ち込み写真で免許証を作る場合
写真を持ち込まない場合は、当日写真撮影をします。
※有効な身分証明や申請用写真のルールは、お住まいの管轄の警察署サイトで確認してください。
免許証の写真を持ち込みたい場合
免許証の写真は、免許センターで撮影したものではなく持ち込みの写真を使用することもできます。
その場合は、「申請用写真」のほかに「免許証用の写真」の用意が必要です。
※都道府県によって、持ち込みルールがさまざまです。お住まいの管轄の警察署サイトで確認してください。
免許センターで写真を撮ると、幸が薄い犯罪者のような写りになりがちだから、私はいつも持ち込んでいます。
ちなみに申請用写真と免許証用写真は同じ写真ではなくても大丈夫です。
6か月以内の撮影、背景の色、顔と背景のバランス等指定があります。
また、免許証の持ち込み写真は、担当者によって写真が認められない場合が多々あるようです。
背景の色がダメ、服がベージュで裸に見えるからダメ、などさまざまな理由で却下されることがあります。
正直、基準がかなり曖昧な印象です。
ネットで体験談を見ていると、担当者個人の判断に大きく左右されてる印象
また、写真を持ち込んだ場合は免許証交付のタイミングにも地域差があります。
神奈川県では即日交付してもらえず、1週間後また取りに行かなければなりません。（郵送不可）
こちらも都道府県によっては、即日交付するところもありルールが異なります。
神奈川県の場合、受け取りの時間は平日の8:30～12:00・13:00～16:00です。
休日が土日のみの方は厳しそうです。
免許証再交付の流れ
私が再交付手続きをした際の流れは下記の通りでした。
＜神奈川県免許センターの場合＞
①受付端末で再交付を選択
暗証番号1と暗証番号2をパネルで設定
申請用書類が出てくる
②記入台で内容を記入
③収入印紙を購入
2,250円分 ※現金のみ
④再交付窓口に並ぶ
身分証提示・写真提出
提出後は一旦ベンチで呼ばれるまで待つ
再度呼ばれ、用紙に印字された内容に誤りがないか確認する
（⑤写真撮影）
※写真を持ち込んだ場合は撮影なし
⑥免許作成窓口で呼ばれるのを待つ
即日交付：免許センターで写真撮影した場合は、新しい免許証が交付されます。
後日交付：写真を持ち込んだ場合は、後日交付となり受け取りの日時が記載された用紙を渡されます。
再交付前の免許証は回収される
通常の更新日を迎え更新した免許証は、穴をあけて返却されますが、再交付の場合は回収されます。
後日交付の場合は、受け取りの際に改修されます。（申請当日は持ち帰れます。）
歴代の免許証をコレクションしている身としては、少し寂しい気もします。
再交付だからできること｜免許証のカラー統一に挑戦
せっかく写真を持ち込むので、背景カラーにこだわりたいと思いました。
女性にはピンクの背景が人気のようですが、今回は免許証にデザイン性を求めたいと思います。
免許証に使われているカラーは大きく分けて4色です。
①全体文字色 黒
②「運転免許証」文字色 水色
③有効期限帯色（グリーンorブルーorゴールド）
④番号部分、種類部分、公安委員会部分 赤っぽい色
色があまり分散すると統一感が失われてしまいます。
そこで、一番色の面積が多い有効期限の帯色と写真の背景色を合わせることにしました。
私の場合は、ゴールドだからあんまり金色っぽくないあの色に挑戦！
写真スタジオで撮影し、背景カラーを指定。
カラーコード：#a58e62（RGB165,142,98）
写真背景の方がやや薄くなってしまいました。
プリンターのインクにもよると思います。また、警察署で写真をスキャンされた際に色味も多少変わります。
勘と運も必要！！
背景を指定カラーに変更してくれる写真屋さんを選ぶことも必要です。
水色やピンクなど他の色にするよりは免許証全体に統一感があるので、概ね満足しています。
一部で禁じられていると言われているベージュのトップスを着ていましたが、私の場合はNGと言われませんでした。
表面は旧姓であることを説明するわずらわしさからの解放
身分証明の提示を求められた際に、説明なしにスッっと出すだけで良いので楽ちんです。
何より、忌まわしい過去の旧姓を見なくてよいので気分が違います。
ただ、少し不安も残ります。表面に旧姓、裏面に新姓が記載されていることにより、氏名変更時に便利なこともありました。
これからは旧姓情報が一切ないので、氏名変更を忘れている手続きがあると思うので、やや不安です。
こういった心配がある方は、旧姓併記を利用すると良いでしょう。
離婚して心機一転、免許証から婚姻時の旧姓を消す事は気持ち的な面でとてもおすすめです。
新姓は花入りの印鑑でオシャレに幸運を☆
